約 3,865,668 件
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Aqours AqoursがメインのSSはこちら 詳細にはネタバレを含む概要が書かれている場合があります スレタイ キャラクター 詳細 備考 日付 【遊戯王SS】千歌「ダイヤさん!デュエルです!」 Aqours 詳細 バトル 20160603 鞠梨「マイコーがAqoursに入るよ!」ダイヤ「認めません!」 Aqours・マイコー 詳細 コメディ 20160616 小原鞠莉さんが醸し出す黒幕的な雰囲気 Aqours 詳細 短編・コメディ 20160811 鞠莉「みんな逃げて!百合ウイルスが拡散してしまったの…!」 Aqours 詳細 20160818 鞠莉「第1回、この一嗅ぎに命をかけろ!利き下着大会!!」 Aqours 詳細 カオス 20160911 果南「1日ハグ権争奪腕相撲大会?」 Aqours 詳細 コメディ・バトル 20160916 千歌「善子ちゃんが襲われた!?」 Aqours 詳細 カオス 20160923 千歌「ピクミンAqours?」 Aqours 詳細 ほのぼの 20160923 鞠莉「大乱闘Aqoursシスターズをやりましょ?」 Aqours 詳細 ほのぼの 20160929 梨子「千歌ちゃんがイカになっちゃった!?」 Aqours 詳細 カオス 20160929 梨子「っ~~~~!!///あっ、赤ちゃんできちゃうゥ~ッッッ////」ゾクゾクゾクゥプシャアアアアアア Aqours 詳細 短編・カオス 20160912 千歌「クリスマス楽しみだなぁ♪」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20161010 千歌「うぅ…おちんちんが2本になっちゃったよぉ…」 Aqours 詳細 エロ・カオス 20161010 SS 「可愛くなりたい」 Aqours 詳細 シリアス 20161003 ダイヤ「スーパーエリーチカ64をやりますわよ!」 Aqours 詳細 ほのぼの 20161006 千歌「あっ、石焼き芋だ!」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20161015 ルビィ「えっ、今年のルビィのお誕生日パーティは中止なの...?」 Aqours 詳細 コメディ 20160921 曜「私が増えちゃった……」 Aqours 詳細 コメディ 20161020 鞠莉「実は私 アメリカ人の血なんて流れてないの」 Aqours 詳細 コメディ 20161023 【SS】 千歌「ラストフレーズ」 Aqours 詳細 しんみり・感動 20161025 【安価】ダイヤ「ダイヤマイトですわ!!」 Aqours 詳細 短編・安価・コメディ 20161103 ダイヤ「Aqoursお笑い選手権…?」 Aqours 詳細 コメディ 20161102 サンシャインSS短編集 ~七つの大罪~ Aqours 詳細 20161101 果南「大丈夫?おっぱい見る?」 Aqours 詳細 短編・コメディ・画像有 20161111 善子「私はやっぱりマルちゃんが一番好きかしら」花丸(えっ…) Aqours 詳細 コメディ 20161119 千歌「ねえねえっ!今夜みんなで、百物語しよーよ!」 Aqours 詳細 ホラー 20161228 鞠莉「果南が…」千歌「戻ってこない…?」 Aqours 詳細 ホラー 20170112 千歌「私たちはその島で」 Aqours 詳細 シリアス・鬱 20161009 ダイヤ「狐の嫁入り」 Aqours・Saint Snow 詳細 ホラー・ミステリ 20160116 【SS】千歌「なまえ…なまえなんだっけ?」 ダイヤ「ぶー、ですわ!」 Aqours 詳細 20170603 梨子「千歌ちゃんが行方不明…!?」 Aqours 詳細 安価・ミステリ 20170611 千歌「ねぇ!ディズニーランドいこうよ!」 Aqours 詳細 ほのぼの 20170608 千歌「穂乃果さんはウンコなんてしない!」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20170619 ルビィ「超人VS黒澤」 ダイヤ・果南 他 詳細 バトル・コメディ 20170624 千歌「――私と卓球、しませんか!?」 Aqours・Saint Snow 詳細 バトル・友情・群像劇 20170622 千歌「七夕かぁ、皆どんな願いを書いてるかな?」 千歌・Aqours 詳細 短編・コメディ 20170702 千歌「だいすキだったらだイじょうぶ?」 Aqours 詳細 ホラー 20170707 梨子「5年目の悲劇」 梨子・Aqours 他 詳細 ミステリ・サスペンス 20170716 千歌「あははははは!野球野球野球野球!練習しないと、練習しないと!練習!練習?練習!練習練習!」 Aqours・Saint Snow 詳細 20170717 鞠莉「ふーん。果南、私がいない間に恋人作ってたんだ?」 果南・千歌・鞠莉 他 詳細 恋愛・鬱 20170806 ダイヤ「曜さんが梨子さんのおちんちんさんを食べている?」 Aqours 詳細 短編・カオス 20171022 先生「女性、または同性同士には強姦罪は適用されません」梨子「・・・!!!!!?」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20171025 店員「ポイントカードはお持ちでしょうか」千歌「えっ」 Aqours 詳細 コピペ改変 20171026 千歌「最速のライダーは私だ!!!」 Aqours 詳細 短編・バトル 20170528 千歌「クリパと言ったらプレゼント交換だよね!」 Aqours 詳細 安価・ほのぼの・コメディ 20171222 ∫∫( c||^ヮ^||「あわしま宝探しゲーム!」 るびよしまる・Aqours 詳細 ほのぼの 20180129 Aqoursとエレベーター Aqours 詳細 ほのぼの・群像劇 20180203 千歌「くそSSだぁ!!」 Aqours 他 詳細 短編・カオス 20161212 梨子「お前を葬り去ってからな、、、、」 Aqours 詳細 短編・カオス 20180310 千歌「Aqours Wars ~反乱軍の逆襲~」 Aqours 詳細 SF・バトル 20180415 |c||^.- ^||「ダイよしですわ」¶cリ˘ヮ˚))|「ダイヨハよ!」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20180423 ダイヤ「蒸気と」梨子「鉄と」果南「瘴気の街に」 Aqours・Saint Snow 詳細 ファンタジー・SF 20180603 善子「ハナマル・センセイション」 Aqours 詳細 カオス 20180619 ⌒°( ^ω^)°⌒「ヌマヅ名物『頑張るビィ』」 ルビィ・Aqours 詳細 コメディ・よしルビ 20180624 ダイヤ「納涼、怖い話大会ですわぁ~~~~~~!!!」 Aqours 詳細 ホラー 20180729 千歌「それぞれの休暇」 Aqours 詳細 ほのぼの 20180814 ⌒°( ^ω^)°⌒「RED GEM WINK」 ダイヤ・ルビィ・Aqours 詳細 顔文字・コメディ 20180815 【SS】从c*^ヮ^§「スクールアイドルやるのだ!」 Aqours 詳細 顔文字・コメディ 20180715 千歌「After World」 Aqours 詳細 冒険 20180919 千歌「嫌な思い出は一生忘れない」 Aqours 詳細 短編・ミステリ 20181014 善子「おかあさ~ん!チョコレート買ってよ~!」ルビィ「あれ、善子ちゃん?」善子「……あ」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20181121 千歌「Wikipediaを音読されてノーリアクションだった人優勝ね」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20181223 月「浦の星の生徒を受け入れない理由? そんなの――」 Aqours・月 詳細 短編・コメディ 20190105 千歌「LINEの友達何人いる?」 Aqours 詳細 短編・ほのぼの・コメディ 20190122 千歌「私たちは」果南「勉強を」花丸「嫌う」 Aqours 詳細 コメディ 20190128 曜「劇場版>>3 VS >>5を映画館に見に行くヨーソロー!」善子「えー!?昨日も行ったじゃん!」 Aqours 詳細 短編・安価・カオス 20190221 ダイヤ「真夏は誰のモノ?」ルビィ「SUMMER VACATION」 Aqours 詳細 シリアス 20190302 果南「カラオケさあ、採点付けて競おうよ」 Aqours 詳細 ほのぼの・コメディ 20190304 ダイヤ「これからAqours内はお互い名前を呼び捨てにしませんか?」ルビィ「それいいねダイヤ」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20190312 Q「恋愛で火傷したことありますか?」梨子「それなりにw」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20190316 ダイヤ「下剋上ですわ!」ようちかなん「わー!」 Aqours 詳細 ほのぼの・コメディ 20190316 千歌「みんなにドッキリをしかけるよ!」 Aqours 詳細 コメディ 20190321 千歌「誰にでも黒歴史は存在すると思うんだよね!」 Aqours・Saint Snow 詳細 コメディ 20190321 千歌「ゲームでセンター争い?」 Aqours 詳細 バトル・安価 20190217 千歌「黒歴史サイドストーリー」果南「ヒーローの在り方」 千歌・果南 他 詳細 短編・ほのぼの 20190329 千歌「みんなで聖良さんに誕生日プレゼントを贈ろう!」 Aqours・Saint Snow 詳細 短編・コメディ 20190504 千歌「うわさの頭がばかになるCDを手にいれたのだ」 Aqours 他 詳細 短編・コメディ・カオス 20190511 千歌『あっ♡あっ♡…もぉ、なんで撮ってるの…?♡』パンパン 千歌・Aqours 詳細 短編・コメディ 20190626 善子「アンタ……闇営業してるってマジ……?」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20190628 花丸「そりゃあルビィちゃんだっておへそにゴミ溜まるずらw」善子「取り消しなさいよ …!!!」 善子・花丸 他 詳細 短編・コメディ 20190720 ルビィ「善子ちゃん!鰻は絶滅危惧種だから食べちゃダメなんだよ!」善子「アンタって変なとこでこだわるわよね」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20190724 ルビィ「子供の頃、ルビィの家の庭には座敷牢があったんだ」 Aqours 詳細 ホラー 20190810 果南「同性での性行為が確認された動物は多いよ」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20191001 千歌「えっ、Aqoursにグルメロケの依頼が!?」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20191019 【学園ドラマ系SS】もしも、ダイヤさんが屋上から飛び降りようとしたら…… ダイヤ・Aqours 他 詳細 コメディ 20191205 千歌「あわわ…喧嘩してるのだ…」 Aqours・Saint Snow 詳細 短編・コメディ 20191222 ダイヤ「キュウリおいしいですわ」ポリポリ Aqours 詳細 短編・カオス 20170526 安価でAqoursの誰かが幼児化するSS Aqours 詳細 安価・ほのぼの 20200411 果南「シャブしよ?」 Aqours 詳細 20200513 曜「お仕事の依頼…?」 Aqours 詳細 20200520 鞠莉「逆サプライズを仕掛けるわよ!」 鞠莉・Aqours 詳細 ほのぼの・友情 20200613 千歌「最近善子ちゃんとルビィちゃん、部活にあんまり出てこないよね」曜「地区予選も近いのに何やってるのかな」 善子・ルビィ・Aqours 詳細 短編 20200804 ルビィ「今日の打ち上げはルビィが奢ってあげるね」千歌「い、いいよ!そんなの悪いし!」ルビィ「願掛けで買った宝くじがあるでしょ?」 Aqours 詳細 短編 20200909 千歌「曜ちゃんのお父さん好きってぶっちゃけ異常だよねー」梨子「あぁ~……」 Aqours 詳細 短編・コメディ 20210614 善子「ルビィ!原付免許取ったからドライブ行くわよ!」ルビィ「ルビィ持ってないけど……」 Aqours 詳細 コメディ・カオス 20211010 曜「私と梨子ちゃんとでラブソングをデュエット!?」 Aqours 詳細 群像劇 20220517 千歌「オホ声?」善子「最近そういうのが流行ってんのよ、Aqoursでも録ってみない?活動資金の足しになるわよ」 Aqours 他 詳細 短編・コメディ 20220722 梨子「千歌ちゃんが持ってきた新曲の歌詞がエグい」 Aqours 詳細 コメディ 20230723 千歌「トイレのおっぱいさん」 Aqours 詳細 ほのぼの・ミステリ 20230926 R-18G スレタイ キャラクター 詳細 備考 日付
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旅人SS日誌 メンバーが暇な時に撮ったSSを勝手にUPするページ。 日誌と言う名目ですが全く不定期UP予定。 旅の記録 メンバーの皆様へ 記事 SSを募集しております。 AION1ヶ月 さてAIONの旅もそろそろ1ヶ月。少し振り返ってみましょう。 これはオープンβの頃のSS。初期職はクレリック。 前のMMO (LOTRO9月末終了。)の為 次の世界を探している時ですね。 初期村の人の多さに驚きました。さすが話題作といった感じでしょうか? (これが後で大きな問題になるとは。。。) シェル鯖に皆で行こうと言う話しでしたがキャラ作成不能。ルミエル鯖へ。 2009.08.21 Mayfry LV10になると。。 ご覧の通り羽が生え空を飛べます。そして転生! クレリックはチャントウィング又はキュアウィングを選ぶのだ。! 先行の二人(penさん秋葉さん)もなぜかクレリック。2人ともチャントウィングらしい。 という事で私はキュアに。(回復職メインは初めてであったりする。) PTでは大変な事態になるのであった。 2009.8.25 Mayfry Mayfry 料理の達人を目指す! 生産!それは楽しむもの。生産!お金が掛かるもの。生産!それは趣味?。 とばっかりは言えないのがAIONのシステム。と言う事で料理の達人を目指すのだ。( 一番簡単らしい) 以外に良い品物も生産出来る。錬金術とかはポーションとか作れて必要だけど料理は?? お腹が空いては戦えませんし いつか仲間の役に立つでしょう。 2009.8.26 Mayfry 旅人と魔族の客人 ある日いつもの様にクエスト進行しているとレギオンチャットでTrudiさんが 「 魔族と交流中! 」と発言。 何のことやら? とりあえず現地に向かうと真っ赤な文字の魔族さん。 商店の文字で会話しているらしい。 早速私も商店で会話してみた。 魔族の方は 「 天族でキャラ作れないので魔族になった。 」との事。 種族バランスで現在 天族キャラは新規では作れません。 自由にキャラ作れる日は来るのでしょうか? 2009.09.02 Mayfry 旅人 魔界に潜入する。 クエストを進めていると たまに魔界へいけるゲートが現れる時がある。 もちろん敵対 種族なので無事には帰れないだろう。 しかし クエストには「 潜入 」というのがあり 魔界へ行くクエストもあるのです。 という事で潜入してみました。 すでに出口では魔族が集団で待ち構えている状態。 たぶん私達より強い。。。 無理に戦う気もないので 逃げ帰る旅人でございます。 もう少しLV上がったら潜入する計画。 2009.09.20 Mayfry
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SS一覧その10 蒼星石とマスターの物語 選択型 O nata lux de lumine 蒼と行く2泊3日の旅!
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元スレURL 【SS】凛「かよちんの源氏物語」 概要 女の子の自分に今一自信が持てない凛の元へ 謎のミスターかんぴょう巻きから夕顔の和歌が送られてくるが… 関連作 【SS】凛「江戸紫式部日記」 タグ ^星空凛 ^小泉花陽 ^μ’s ^りんぱな 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dngssc3/pages/12.html
暫定的なSSの見栄え確認用ページです。ルビを振っ(ルビを振ったり)、太字にしたり、見栄えのテストをしたい時に使ってください。 "#divid(SS_area){}"というタグで{}内にSSの内容を記述することで、掲載される時と同様の見栄えになります。 このページはSS投稿時の確認等用に自由に使ってもらってかまいません。なおページ保存すると履歴から確認できてしまうため、プレビュー機能をお使いください。
https://w.atwiki.jp/pokegaiss/pages/14.html
短編SS 感動系短編 シリアス系短編 カオス系短編 エロ系短編 鬱系短編 短編作品クロス その他短編
https://w.atwiki.jp/fo3ss/pages/38.html
Fallout 3 SS晒しスレッド Fallout 3 SS/MOD晒しスレッド 2 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 3 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 4 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 5 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 6 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 7 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 8 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 9 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 10 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 11 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 12 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 13 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 14 Fallout 3 エロ・嫁SS/MOD晒しスレッド 15 までの過去ログを圧縮してロダに上げております。 http //loda.jp/fallout3uploader2/?id=232
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ピクシブの機能の有効活用の勝利って感じです。 このチャットSS機能なぜか火狐ではうまく表示できないんですよね、なぜでしょう? それはさておき、やまも、おちもないんですが、チャットSS機能の効能で、 本当に2人の日常会話をかいま見てるような感じになっているのがいいですね。 見せ方次第では短い文章でも作品になり得る。そう勉強させられたお話でした。 -- (kotobuki) 2018-07-14 01 23 02 アイデアの勝利というか、発想の妙というか。 さすがだなあという感じでした。静香はこういう暴走が本当によく似合いますね。 -- (ひらりー) 2018-07-15 00 00 32 チャットのお話初めて読みましたが凄くいいですね! 静香の連投具合から本当にショックだったのが伝わって微笑ましかったです。 アイコンもそれぞれのキャラっぽくて2人の会話を覗き見てる感がめっちゃ良かったです! -- (タオール) 2018-07-20 09 50 23 ポンポンと読める、二人の掛け合いが気持ちいいお話。 こうなるまでに一体何があったのか、興味は尽きません。 -- (some) 2018-07-25 00 52 53 作品のユニークさという点では、恐らく今回の交流会において一番なのではないでしょうか。そう初見で思わされる発想の勝利。チャットストーリーというツールを有効活用した静香と志保のやり取りは、他のどの作品よりも「日常感」を演出する事が出来ているとそう思います。 また、こちらが画面をタップする(またはマウスをクリックする)まで次の台詞(文章)が出てこないというのはとても新鮮な感覚をもたらしており、「次は誰のどんな台詞が飛び出すんだ?」とワクワクしながら読めるのもこの形式の利点ですね。地の文台本問わず普通の文章の場合だとどうしても、塊としてまとめられた文を認識してから順番に読んでしまうので。特に短文が続く場合では先の文まで一緒になって読んでしまい、意図しないネタバレなんかが起きますから。 その点、今作のような"自分のテンポで読める"作品はとても面白いなと。二人の会話の内容自体は薄いのですが、互いの好みが反映されたアイコン、ここぞと繰り出される画像、他の方も仰る通り連投する・しないで自然と生まれる場の勢い。私的には直前まで完全に呆れていた志保が、「ここまでは前置き」と返ってくるなり「……どういうこと?」と訝しむ反応を見せるくだりがツボでした。 居間か自室かベッドかパジャマか陸くんと添い寝してるかどうかは知れませんが、眉間に皺を寄せている事は確実だろう彼女の顔をまざまざ想像できたからです。勿論志保だけじゃありません。静香の場合も同様で、「蕎麦だったの!!」と打ち込む彼女の得意顔がありあり頭に浮かんできます。 これらは表情の差分を使い分けるドラマシアターや、台詞の外に「ドヤァ」等を記す台本形式では表現することが困難な、チャット形式だからこそ起きた面白い反応だなと(個人的には)思えますし、アイコンが本人の顔でないのも想像を手助けする効果を持ってるなと。さらに言えば、短文を一つずつ表示していく事自体が文章に気持ちいいリズムを作っている。台本形式で真似をしても、恐らくは妙に野暮ったくてしょっぱい結果になりそうです。 ……とまぁ、機能の点についての話ばかりをしてしまいましたが、私としてはやけに無邪気な感じの静香が可愛く思えるお話で。未来や翼は既に「饂飩蕎麦だった事件」の詳細を知ってますし、Pには自分の失態を知らせるような彼女でも無いですし、それでも誰かに聞いて欲しい静香が、何だかんだと言いつつ最後まで付き合ってくれそうな志保に連絡を送ってよこしたのだろうと考えると随分ほっこりとしたものです。饂飩に関して事ある毎に、志保へメッセージを送ってるんじゃないだろうかな? なんて。この辺り、14歳の女の子らしくて好きですね。 -- (餡煮詰め) 2018-07-25 22 52 11 新しい創作の形を見せてくれた意欲作。 もう静香と志保がチャットしてるってことが、ただそれだけですごくいいですよね。 そのシチュエーションを最良の方法で表現してあって、もう最初から勝ちが決まっているレベル。ずるい。(超褒めてます 内容も、日常感の中で二人の関係が感じられるものになっていて、とても素晴らしいものです。 気安く志保に絡みに行く静香と、面倒そうに装いながらも自分から話を聞き出しに行く志保。(志保があくまで面倒な「振り」をしているのは後半の様子でも明らかですね) 気の置けない関係がこの短いやり取りの中でしっかり表現されていて、普段からこういうあまり意味の無い会話をしているのだろうなぁと幸せな気持ちになります。 恐らく静香も志保も家でくつろいでいる時だったのでしょう、本来Pが見ることのできない完全に気を抜いている二人を覗き見てしまった罪悪感を多少覚えながらも、そんな二人の様子に心が温まるのを隠す事はできそうにありません。 いつものように張り詰めた静香と志保ではない、ただの14歳の女の子としての二人が描かれた、短いながらも優れた作品であったと思います。 -- (ひろ) 2018-07-29 00 12 37 今そこに本当に2人がやり取りしているみたいで、VRかと思いました。(違う) こんな志保の優しい一面に触れると、とてもほっこりします 。 -- (なかやま) 2018-08-02 02 51 20 これは見事な発想の勝利。本当に静香と志保の何気ないやり取りを覗き見ているような、少し罪悪感を感じてしまうくらいリアリティーのある作品でした。 ほとんどのssは、次の展開にワクワクしながらスクロールやスワイプをしていきます。今回はそうではなく、クリックやタップで進めていくタイプ。従来のものとは違った楽しさがあります。 さて、今回こちらの作品では先にも述べたように、静香と志保の何気ないやり取りが描かれていました。 美味しいと評判のランチが饂飩だったことに期待していたら出てきたのはまさかの蕎麦。他の人なら「ああ、どこかで間違いがあったんだな」と流せますが…最上静香にとっては由々しき問題。 その憤りを志保にぶつけて呆れられているところは、いくら大人びていても年相応だな、と微笑ましくなりました。 対する志保は、そんな静香に自身が見つけた店を紹介してやる(意訳)、と冷静な返し。 静香も作中で言っていましたが、一匹狼の印象がある志保が自ら手を差しのべる辺り、成長したなぁとしみじみしてしまいます。 今回においては志保の方が一歩大人に近付いていたように思えます。 SSの新たなスタイルを開拓し、新たな可能性を示してくださった作者様に感謝の気持ちでいっぱいです。 -- (ヴェズルフェルニル) 2018-08-08 16 58 38
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元スレURL 空想文学少女【短編ss】 概要 花丸の空想に紛れ込む不気味な呼び声の正体は? タグ ^国木田花丸 ^短編 名前 コメント
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前ページ次ページ蒼い使い魔 アンリエッタは裸に近い格好でベッドへ体を預けていた、身を纏う物は一枚の薄着だけである。 女王になってから使い始めた、亡き父王の居室であった。 巨大な天蓋付きのベッドには父が愛用していたテーブルがある。 すっと手を伸ばし、その先にあるワインの壜を手に取った。 杯に注ぎ、一気に飲み干す。 昔は酒など食事の時に軽く嗜む程度だったのだが……女王になってから量が増えた。 政治の飾りの花に過ぎなかったアンリエッタにとって、国運を左右する決断を毎日のように求められる、 ということはかなりの心労となった。 決議はほとんど決まった状態で彼女の所へ持ち込まれるのだが、それでもその承認を下すのは自分である。 その上、小康状態とはいえ、今は戦時、飾りの王とはいえ、飾りなりの責任はすでに発生していたのであった。 その重圧を彼女はまだ扱いかねており、、もはや飲まずには眠れなくなってしまっていた。 再びワインを杯に注ぐ、飲みすぎかもしれない、ととろんと濁った頭で考える、 アンリエッタは杖を使って小さくルーンを唱える、すると杖先から水が溢れ、杯を満たす 水蒸気を液体に戻す、『水』系統の初歩魔法である。 水が溢れ、杯から零れた。酔いのせいか加減がつけにくくなっているようだ。 再び飲み干したアンリエッタは再びベッドへと倒れこんだ。 酔うと決まって思い出すのは……かつての楽しかった日々、輝いていた日々だった。 ほんのわずかだった、生きていると実感できた日々。 十四歳の夏の、短い時間、一度でいいから聞きたかった言葉。 「どうして……あなたはあの時なにもおっしゃってくださらなかったの?」 顔を隠し、アンリエッタは問う、しかしその答えを返してくれるものはもういない、この世のどこにも……。 涙が彼女の頬を伝う。 感傷に浸り過ぎた、明日の朝も早い、ゲルマニアの大使との折衝が控えている。 一刻も早くこの戦争を終わらせたい両国にとって大事な折衝なのだ。 涙に濡れた顔を見せるわけにもいかない、もう弱いところは誰にも見せてはならないのだ。 涙をぬぐい、もう一度ワインの杯に手を伸ばそうとしたその時……。 扉がノックされた。 こんな夜遅くに何の用事であろうか、また面倒なことが起こったのであろうか、 億劫だが無視することもできない、万一アルビオンが再び艦隊を送り込んできていたらそれこそ事である。 アンリエッタは物憂げな表情でガウンを羽織ると、ベッドの上から誰何した。 「誰ですか? こんな夜中に、ラ・ポルト? それとも枢機卿かしら?」 「ぼくだ」 その言葉を耳にしてアンリエッタの顔から表情が消えた。 「飲み過ぎたわ……こんなはっきり幻聴を聞こえるなんて……いやだわ」 そう呟き、胸に手を置く、しかし激しい動悸は治まらない。 「ぼくだよ、アンリエッタ。この扉を開けておくれ」 アンリエッタは扉へと駆け寄った。 「ウェールズ様? 嘘、貴方は裏切り者の手にかかったはず……」 震える声で、そう口にすると 「それは間違いだ、ぼくはこうして生きている」 「嘘、嘘よ。どうして」 「ぼくは落ちのびたんだ、死んだのはぼくの影武者さ」 「そんな……こうして風のルビーだって……」 アンリエッタは自分の指にはめたウェールズの形見である指輪を確かめる 「敵を欺くにはまずは味方から、というだろう? でも、信じられないのも無理はない では、ぼくがぼくである証拠を聞かせよう」 アンリエッタは震えながらウェールズの言葉を待った。 「風吹く夜に」 ラグドリアンの湖畔で何度も聞いた合言葉 アンリエッタは返事をすることも忘れ、ドアを開け放つ。 何度も夢見た笑顔がそこにあった。 「ウェールズ様っ……! よくぞ……よくぞご無事で……」 その先は言葉にならない、アンリエッタはウェールズの胸を抱きしめ そこに顔をよせむせび泣いた。 ウェールズはその頭を優しく撫でる 「相変わらずだね、アンリエッタ。なんて泣き虫なんだ」 「だって……だって! てっきり貴方は死んだものだと! どうしてもっと早くにいらしてくださらなかったの?」 「敗戦のあと、巡洋艦に乗って落ち延びたんだ。敵に居場所を知られてはいけないからずっと隠れてたんだよ。 きみが一人でいる時間を調べるのに時間がかかってしまってね。まさか昼間に謁見待合室に並ぶわけにはいかないだろう?」 いたずらっぽくウェールズは笑った。 「昔と変わらず意地悪な方……。どんなにわたしが悲しんだが……、寂しい想いをしたか、あなたにはわからないでしょうね」 「わかるとも。わかるからこそこうやって迎えにきた、もう寂しい思いはさせないよ、アンリエッタ」 時がたつことも忘れ、二人はしばらく抱き合った。 「遠慮なさらずに、この城にいらしてくださいな。今のアルビオンにはこちらへ攻め込む力はありません。 この城はハルケギニアのどこよりも安全です。敵はウェールズさまに指一本触れることはできませんわ」 「そういうわけにはいかないんだ」 ウェールズはにっこりと笑う 「どうなさるおつもりなの?」 「ぼくはアルビオンへ戻らなくてはならない」 「何を仰るのですか!? 今の命を捨てるだけではないですか!」 「それでも、行かなくちゃならないんだ。アルビオンを、レコン・キスタの手から解放しなくちゃならないんだ」 「ご冗談を!」 「冗談なんかじゃない。そのために今日きみを迎えに来たんだ」 「わたし……を?」 「そうだ。アルビオンを解放するにはきみの力が必要なんだ。 国内には仲間がいるが……、やはり信頼できる人が少ない。いっしょに来てくれるかね?」 「それは……できることならそうしたいのですが、わたくしはもうこの国の女王なのです。 国と民が肩にのっているのです、無理を仰らないでくださいまし」 しかしウェールズはあきらめない、さらに熱心な言葉でアンリエッタを説き伏せにかかる。 「無理は承知さ、でも、勝利にはきみが必要なんだ。敗戦の中で気付いた。 アルビオンとぼくには『聖女』が必要なんだ! 」 アンリエッタは体の底から熱いものがこみあげてくるのを感じた、 愛しい人に必要とされている、酔いとさみしさが内なる衝動を加速させる。 しかし、アンリエッタは必死に踏みとどまり答えた。 「これ以上私を困らせないでくださいまし、今、人をやってお部屋を用意いたしますわ このことは明日また、ゆっくり……」 ウェールズは首を振る。 「明日じゃ、間に合わない」 それからウェールズはアンリエッタがずっと聞きたがっていた言葉をあっさりと口にした。 「愛している、アンリエッタ、だからぼくと一緒に来てくれ」 アンリエッタの心が、ラグドリアンの湖畔でウェールズと逢引を重ねていたころと同じ鼓動のリズムをはじき出す。 ゆっくりと、ウェールズはアンリエッタに唇を近付けた。 何かを言おうとしたアンリエッタの唇がウェールズのそれに塞がれる。 アンリエッタの脳裏に甘い記憶が洪水のようにあふれ出る そのためアンリエッタは己にかけられた眠りの魔法に気づくことができなかった。 幸せな気分のまま、アンリエッタは眠りの世界へと落ちていった。 一方そのころ…… トリステイン魔法学院の女子寮の一室で、ルイズ達が見守る中、 モンモランシーが一生懸命に調合にいそしんでいた。 「出来たわ! ふぅっ! しっかし苦労したわー!!」 モンモランシーは額の汗を拭いながら、椅子の背もたれにどかっと体を預ける。 テーブルの上の坩堝には調合したばかりの解除薬が入っている 「このまま飲めば解除されるんだな?」 「ええ」 バージルはその坩堝を手に取ると、シルフィードの鼻先に突きつける 「飲め」 「やだやだ! お薬なんて飲みたくないのね! シルフィはいたって健康なのね!」 シルフィードはぶんぶんと首を横に振る。ここまできてまだ手間を取らせるのか。 バージルがギリと奥歯をならし眉間にしわを寄せる。 「言ったはずだ、これ以上聞きわけがないことを抜かしたら……」 バージルがそこまで言うと、シルフィードは上目遣いでバージルを見つめる。 「きゅい……、じゃあ、おにいさま、約束して? 飲んだらキスして欲しいのね」 「……いいからさっさと飲め」 「約束なのね……きゅい」 そう言うとシルフィードは坩堝を受け取った。 しばらく躊躇しているようにも見えたが、やがて覚悟を決めたようにぐいっと飲みほした。 ぷはー! っと飲みほしたシルフィードは、ひっくと一つ、しゃっくりをした 「ふぇ……」 それから、憑き物が落ちたように、けろっと元の表情に戻る、 目の前のバージルに気がつくと、顔がみるみる赤くなり、唇をかみしめると…… きゅいきゅい喚き立てるわけでも、怒り出すわけでもなく、静かに両手で顔を覆った。 「う~、恥ずかしいのね~……おにいさまにあんなことやこんなこと……きゅいきゅい」 元に戻ったにしてはなんともおとなしい反応である、自分がしてしまったことの恥ずかしさにもっと騒ぎ立てるものだと思っていたが…… 皆の予想とは裏腹にシルフィードは赤くなった顔を両手で覆いぶつぶつと呟くだけでそんな様子は一切見られなかった。 「でもしちゃったことはしちゃったことなのね、今考えても仕方がないのね!」 シルフィードは持前の前向き思考(?)で顔を上げると何を思ったかバージルに向かい唇を突き出した。 「はい、ちゃんと飲んだの、それじゃ、おにいさま、キスしてほしいのね! 約束っ! きゅいきゅい!」 「……ッ!?」 「「「んなっ!?」」」 その行動に一同が凍りつく、バージルは即座にモンモランシーの胸倉を掴み、怒鳴りつけた。 「どういうことだ! 何も変わらんぞ!」 「そ、そんなはずないわよ! 調合は完璧よ!」 モンモランシーはそう言うと、はっと気が付いたように坩堝を指差した。 「そ、そうだ! きっと飲んだ量が足らないのよ! だから中途半端にしかっ!」 その言葉を聞いたルイズがすぐさま坩堝の中身を確認する、中身は…… 「ないわ……全部飲んでるわよ!」 「そんなっ! それじゃどうして!?」 青くなるモンモランシーにシルフィードが首をかしげながらけろりと口を開いた。 「きゅい? だからちゃんと元に戻ったのね、まさか惚れ薬を飲んじゃうなんて! シルフィ一生の不覚なのね! きゅいきゅい!」 そこまで理解している、ということはやはり解除薬の効果はきちんとあったようだ 「でもぉ、シルフィのおにいさまを想う気持ちは何一つ変わらないのね! そりゃたくさん節操無いことしちゃったけど! 後悔はあんましないのね!」 あっさりと言ってのけるシルフィードをみて全員が唖然とした表情を浮かべる。 「ということはつまり……」 ルイズの後に続く様にギーシュが呟く 「本当に惚れた?」 「ふざけるな! 今までの苦労は――ッ!?」 怒りに声を荒げるバージルの反論はそこで中断される、 またもやシルフィードが身を乗り出し強引に彼と唇を重ね口を塞いだのだった。 目の前で起こったその光景にその場の空気が凍りつく、全員目を大きく見開き、ぽかんと開いた口がふさがらない、 はたから見れば、それはまるで恋人同士がするような長い情熱的なキスのようだ。 「ん~~~……ぷぁっ」 シルフィードがバージルから唇を離す、絡みあった二人の唾液がつぅっと糸を引く、 口元に垂れたそれをシルフィードが指で絡め取るとペロっと舌で舐めとった。 一体どこで覚えてきたのか、なんとももはや官能的な場面である、美男美女の組み合わせだけに破壊力は半端ではない。 ギーシュとモンモランシーは顔を真っ赤にしながら呆然と立ちすくんでいる。 ――バタン、っと誰かが倒れる音、その音に気が付いたキュルケが急いで振り向く、 どさくさに紛れシルフィードと感覚の共有を行っていたのであろうか、 耳まで真っ赤になったタバサが大量の鼻血を流し、目をくるくるとまわしながら気を失っていた。 「タっ、タバサ! 大丈夫!? ちょっと! 返事なさいな!」 キュルケが必死にタバサを介抱する、その横をふらりとルイズが通り過ぎ おぼつかない足取りで静かに部屋を退出していった。 「ふぅっ、満足したのね、それじゃあ帰るのね、きゅいきゅい! こんなに長く変化したのは初めてなのね! 疲れちゃった、それじゃあおにいさま! また遊びにくるのね~!」 そういうと軽い足取りでシルフィードが窓から飛び降りる、そしてぼいんっと音を立てると たちまち竜の姿になり、夜の闇の中へ消えて行った。 どうやら状況は改善されないらしい、彼には珍しくなにもかもあきらめたような表情になると 「もうどうとでもなれ……」 ぐったりと肩を落とし力なく呟いた。 モンモランシーの部屋を飛び出したルイズはアウストリの広場のベンチにぐったりと座っていた。 その空間だけドス黒い負のオーラが満ちている。 「おい」 「なっなによ……なんか用?」 探しに来たバージルが無遠慮に声をかけると、ルイズが不機嫌さがありありと満ちた様子で答えた。 「いつまでそうしているつもりだ」 「なんでもいいでしょ、あんたには関係ないわ」 ぐすっと鼻をすすり膝を抱えて丸くなってしまった。 「なぜヘソを曲げている」 「だって! 女の人と! シルフィードとキスしたじゃない!」 ルイズは今にも泣きそうな表情でバージルに怒鳴りつける しかし、バージルは心底呆れたような表情を浮かべた。 「それだけでか……? そのことに何故お前がヘソを曲げねばならない、それに、不本意だがあれで二回目だ」 「に、に、二回目ですってぇ!?」 それを聞いたルイズががばっと立ち上がる、そしてバージルの胸板を拳を握りしめ叩き始めた。 「ばかっ! ばかばか! なによ! なんでそんなことするのよっ!」 「何故お前が機嫌を損ねる必要がある、俺が一番迷惑しているんだ」 バージルは思い出すのも忌々しいとばかりに吐き捨てる、 「言っておくがシルフィードは竜だ、人間ではない」 「違うの! そういう問題じゃないもん!」 「……何が問題だというのだ……くだらん」 泣きながら首を横に振るルイズを見てうんざりとした表情を浮かべると 泣きやむまでルイズの癇癪を受け続けていた。 「気が済んだか?」 「……手が痛いわ」 赤くなった手をぷらぷらとさせながらルイズが呟く、 無抵抗だったとはいえバージルを甘く見ていた、殴っている内にだんだんと手が痛くなってきたのだ、 手が痛くなるにつれ、ルイズもだんだんと冷静になってきたようだった。 原因はなにもかもあの忌々しい惚れ薬、そしてシルフィードだ、バージルに非はない、むしろ被害者だ。 あの光景を見たとき、目の前が真っ白になった、その後、自分を心配して(?)探しに来てくれたバージルに当たり散らしてしまった。 シルフィードなんかに取られた気がしてものすごく悔しくなってこんなことをしてしまったのだ。 少しだけ申し訳なく思ったのかちょっと拗ねたようにルイズは謝る。 「その、ごめんなさい、わたしもう怒らない、だって、あんたに非はないものね」 「気がすんだらさっさと部屋のカギをよこせ、ドアが無くなってもいいなら別だがな」 上目遣いに謝るルイズを冷然と見下ろしながらバージルが右手を差し出す、 それを聞いたルイズが顔を真っ赤にして再び怒りを再燃させた。 「なっ、なっ、なによ! 心配して探しに来たんじゃなかったの!?」 「心配? なんの話だ」 軽く首をかしげ本当に何のことだかわからない、と言いたげな表情でバージルが聞き返す 本当はバージルはあの後すぐに部屋に戻ったのだが、生憎鍵がかかっていた、解除できるのはルイズだけだ、 そのためルイズをさがしここまで来ていたのであった。 「ばか! もう知らない! あんた今日は外で寝なさい! んも~~!!」 「はいはい、そこまでよ」 ルイズが再び怒りを爆発させバージルに殴りかかった時 いまだぐったりとしたタバサを背負ったキュルケが現れ、ルイズをたしなめる、 「なによっ! あんたたち見てたの!?」 「まぁね~、こんなに貴重な場面を何度も見れるなんて、今日はツイてるわね」 んっふっふーとキュルケが笑った、 「特にシルフィードとのキスシーン……あぁ、一度でいい! あぁいう身も心もとけそうな情熱的な――いたっ!」 両手を胸の前で組み、うっとりするキュルケの頭をタバサが杖で叩き中断させる 頭をさすりながらキュルケが意識を取り戻したタバサに唇をとがらせながら聞いた。 「も~、痛いじゃない、それでタバサ? あの子と感覚を共有してたんでしょ? ね、ね、どうだった?」 その言葉とともにタバサの顔が再び赤くなってゆく、またも鼻血がつぅっと流れ始めた。 「わぁーーー!! キュルケッ! あんたちょっといい加減にしなさいよ!!」 ついに我慢しきれなくなったルイズが杖を抜きキュルケを追いかけ回し始める、 ルイズとキュルケの追いかけっこを少々呆れたような顔で見ていたバージルは、小さくため息をついた。 「はぁ、で、でも、懐かしかったなぁ、あのラグドリアン湖、散々だったけど」 放っておけばまたいつキュルケがキスの話題を蒸し返すか分からない、 その流れをなんとでも阻止するために、無理やりルイズが話題を変える。 「あら? 行ったことあったの?」 「ええ、十三歳のころ、姫様のお供で行ったことがあるわ、 とっても盛大な園遊会が開かれたわ、すっごく華やかで、楽しかったなぁ」 ルイズは記憶の底をたどるように語り始める。 「あのラグドリアン湖はね、ウェールズ皇太子と姫様が出会った場所なのよ、 夜中に姫様に身代わりを頼まれたけど、その時に逢引していたのかもしれないわね」 ルイズがそう言った時にキュルケがようやく思い出した、といった表情で頓狂な声を上げた 「あぁーー!! なんであたし今まで忘れてたのよ!! あれってウェールズ皇太子だったわ!」 「なっ、なによ? 急に、ウェールズ皇太子がどうしたの?」 興味なさげにそっぽを向いていたバージルやタバサも少々驚いたのかキュルケを見た。 「そうそう、どっかで見た顔ねーって思ってたら……いやー、そうだった、あれはアルビオンの色男 ウェールズ皇太子さまじゃないの」 どっかでみた、どころかつい最近の話だ、それを忘れているとはこの女の頭も相当なものである しかしキュルケはそんなことはつゆにも気にしていないのかうんうんと頷くだけだった。 「『あれはウェールズ皇太子だった』ってどういう意味?」 キュルケはルイズとバージルに説明した ラグドリアン湖に向かう時にトリステインの方角へ向かう馬に乗った一行にすれ違ったこと、 その時みた顔に見覚えがあったがうまく思い出せなかったこと。 「今思い出したわ~、あれはウェールズ皇太子よ、でもおかしいわねぇ、あの時たしかにダーリンにトドメを刺されて……」 言い方は悪いがほぼ事実だ、あの時、たしかにバージルに心臓を貫かれ絶命したはずだ。 なのに生きているとはどういうことだろうか? 「なんであんた今までそれに気がつかないのよ!」 「ん~、ほらあたしって、今を生きてるから? 亡くなった男のことなんて覚えちゃいないのよ」 そう言うとキュルケは自慢の赤い髪を豪快にかきあげる。 それを少々呆れた表情で見ていたルイズ達だったが、頭の中で何かが結びついた。 それはバージルやタバサも同じだったらしい、 「なるほど、アンドバリの指輪、か」 バージルはそう言うとルイズを見る 「レコン・キスタ、件の連中の仕業か、どうするんだ? 奴らの狙いはおそらく女王だ」 非常事態とも呼べる状況にも関わらずバージルはどこか他人事のようにゆっくりとした口調でルイズに聞いた 「どうって! 姫様を助けなきゃ!」 ルイズは当然のように声を張り上げる、バージルがやれやれと言った風に首を横に振った。 「今からどうするつもりだ? 馬では間に合わん」 「それはっ……」 ルイズが言葉に詰まる、そしてゆっくりとタバサをみた、この状況、アイツを呼ぶしかない…… 「ぅ~~……タバサ……お願いしていい?」 「……わかった」 タバサがコクリと頷くとピィっと口笛を吹く、するとすぐさまシルフィードがバージル達の前へ降り立った。 出来ればしばらくの間、見たくない顔だったが……場合が場合だけに仕方がない。 シルフィードはバージルの姿を確認するや否や、すぐさま『変化』を使い、人間の姿になると彼に抱きついた 「もうっ、おにいさま? シルフィに会いたいならおねえさまがいない時にお願いなのね! ――んぎゃ!」 シルフィードの頭にタバサの杖が勢いよく叩きつけられる だんだん威力が増して行っているのは気のせいではないだろう、 大きなコブを作りしゃがみ込んだシルフィードにタバサが命令を下す、 竜の姿になったシルフィードに乗り込み、一行はトリスタニアへと急行した。 前ページ次ページ蒼い使い魔